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【指揮者村中大祐メルマガMuranplanet】2018
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8月からピアニスト列伝は、村中大祐会員サイトで運営することになります。
もう一度ピアニストについて、かなり詳しく掘り下げて行くつもりです。
ですから相当勉強もしなければならないんですけどね。
例えば昨日はラフマニノフ(演奏家として)、今日はシュナーベルという具合に調べていますが、
本当に話さなければならないことが多いのです。
それを知ることが、いわば私を音楽家に仕立て上げてくれたようなものですから。
一種のモチベーションだったんですね。
ウィーンで勉強していた時は本当に大変でした。
日本ではプライベートで音楽の勉強をしていたわけですから、
周囲には音楽家はいませんでした。
学校では多言語にプラスして、経済史や美術史、文学史や錬金術史や哲学史。
歴史が多かったかもしれませんね。
社会学系の話や言語学でしたか。そこに私は英語で演劇をやっていました。
だから音楽とは殆ど無縁の状態で大学に居た訳です。
それがウィーンに行くと音楽漬けじゃないですか。
始めは何も分からない訳ですね。
そこで励ましてもらったのが、昔の演奏家たちの自伝やら手記です。
それを読むことで自分を鼓舞していました。
これらを読むと彼らの考え方にアクセスできて、
まるで自分がその時代に生きて、音楽と向き合ったり、
当時まだ存命だった人達と出逢ったりするような錯覚に陥るんです。
実際にその後、私の師匠と一緒に仕事をしながら教えてもらいましたが、
師匠は20世紀の生き字引でしたから、
本当に色々な話を「生で」聞くことになりました。
つまり時代の遺産を継承する、ということになるわけです。
それを今は、物流が発達し、インターネットがありますから、
日本に居ながらにしてできるわけです。
でも多分、普通に考えれば、音楽家はそういったプロセスを、
あまりやっていないんじゃないかと思います。
気が付かない。むしろ一般の音楽愛好家がやることだと、
プロになりたい人はバカにしているでしょう。
プロもバカにしているかもしれませんね。
私の座右の銘があるんですけどね。これはパオロ・コエリオという
ブラジルの作家で魔術師が書いた本の中に見つけた言葉です。
lo straordinario e’ del cammino delle persone comune.
つまり「素晴らしきは普通の人たちの人生の方だ」っていうワケです。
何か特別な人生なんかじゃなく、普通に淡々と生きる人生こそが、本当に素晴らしい。
そういう「淡々とした」アーティストたちが残した遺産を紐解いていく作業を、
私はかなり長い年月にわたってしてきたつもりです。
それはもちろん、モーツァルトの手紙やら、ダ・ポンテの手記やら、カサノヴァの回想録やら。
そういうものも含めて、時代の香りを手に入れるためには必要だった。

 

そして演奏家たちの言葉。これはもう、バイブルですね。
ルービンシュタインの回想録は確かに素晴らしい。
でも他にも沢山。例えばウィーンの図書館にあちこち日参して、
私は当時そう言った本を読み漁っていました。
中にはワインガルトナーやワルターの貴重な手記も手に入りました。
彼らはウィーン・フィルの指揮者でしたから、
指揮者には重要な示唆が多かったです。
ピアニストについてお話しようと思ったのは、私がピアノを弾いていたときに得たものを、
意外に現代のピアニストたちは知らなかったりするからです。
日本に帰国してNHKの仕事かなにかで、一度ベートーヴェンのピアノ協奏曲の伴奏をしたことがありました。
もちろんよく知っている曲です。でもピアニストもオーケストラも、時間がないから、
ラジオの仕事だし、「合わせる」ことばかりに神経が行くんですよね。
それをプロの演奏家の務めだと、本気で彼らは思っています。
おそらく学校の教育のなかで、そういう価値観が一般的なのでしょう。
だけど、私が聴いて来た音楽は違いました。そうじゃないんですよ。
つまりね。今の時代に「良し」とされる価値観が、どうやらへんてこりんなんです。
それは無知だから。知らないからです。
知っていても気が付かないのかもしれない。
だって、知っていたら、できるように努力しますよ。
でも知らないからやらない。あるいは知っていても、気が付かない。
だから前の時代との接点がどこかで完全に切れてしまっている。
私が「ああ、素晴らしい」と思うひとたちは、残念ながら「ホンモノ」なんです。
そのホンモノだと、生きにくい世の中になってしまった。
それは誰のせいか?
例えばね。アマゾンの歴史的録音で、
私が本当に素晴らしいと確信がある演奏を探すとします。
そうすると、あそこには面白い評を、好き勝手に書けるわけでしょう?
それはそれで、一つの文化ですけどね。
でもやっぱり、みょうちきりんな事を書く人が多いし、
本当に自分の軸みたいなものを、持って書く人なんて、殆どいないわけですよね。
でもまあ、「昔から名盤と言われているから」として、星4つとか。
私なら「素晴らしい」と言って5つ星ですね。
問題はここからなんです。
彼らの言うことを読んで行くと、「技術的にへたくそ」とかね。
「音質がどーのこーの」とか。
つまり底流に流れている音楽を聴いてない。
現代の価値観が過去より優れている、ということを前提にしているんですよ。
でもそれは大きな誤解なんです。
豊かさの尺度が違うんです。
だから、そういうわからんちんには、是非知ってもらいたいですね。
人としての演奏家の真実みたいなものを。
それが音に出てくるんですから。
日本では八百屋に行くと、最近はすこし変わってきましたよね。
昔なら、同じカタチと同じ長さのものしか、店頭に並んでいなかった。
それと同じようなことを、音楽でもやっているわけでしょう?
全部同じになっていくんです。
放っておいたら。揃えたり、合わせたり。
それが価値になっていく。
私はそれがダメだと言っているんじゃない。
他の見方も持たないと、大事なことが抜け落ちてしまう、と言いたいんです。
だから一点ばかり見ないで、もっと周辺も見ないとダメなんです。
本当のことが理解できない。
でも一点ばかりを見る教育を、長い間やって来たんです。
だからその視点を少しシフトしたらいいだけです。
そうすると、一点集中も、逆に強みになるんです。
まあ、そんなことが、ピアニスト列伝からでもわかるんじゃないかな、と、そう思うわけです。
長くなりましたが、今日のところはこの辺でお休みします。
家族の手術。思いのほか、私たちも疲れたので、今日は休憩。一日休憩!!!
素敵な一日を!
村中大祐

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