「えるしー」が奏でる「つながりおやつ」:横田美宝子さんの話を聞いてきた – Muranplanet – 指揮者村中大祐の世界 Muranplanet

ご縁というのは不思議なもの。
そんなひょんなご縁から、
マナーのプロ杉本さんを通じて
ことづくりのプロ中馬さんをご紹介いただき
その中馬さんが横田さんを紹介してくださった。

ご縁つなぎはリレーのようなもの。
互いにどうなるかわからない賭けのようなもの。
でも波長がうまく合うと、不思議な化学反応が起こる。

AfiAの演奏会を通じて多くの方にお世話になっていて
多くの励ましを頂き、それをちからに変え乍ら
何とか前に進んでいる毎日だが、
ご縁に感謝をして、ひとつひとつを大切に見て行くと
何か大きなご褒美を頂くこともある。

杉本さんと中馬さんには御礼を言いたいと思う。
ご紹介、ありがとうございました!

さて。。。

横田さんが経営されている3pm(さんじ)という組織。
ケータリングで初めてお目にかかったとき
色が気になる食事のケータリングだったように記憶する。

確かに色が気になる。
そしてカタチも気になるのが横田流。
でもそんな横田さんの思いは、もっと大きなものだった。

葉山の「えるしー」という、自分の持つ得意分野を持ち寄れば
ひとつの全体を大きく引き上げる会社を訪れたのは1か月ほど前のこと。

多分わたしと同じように
自分のこだわりを追求しようとしても
なかなかそのこだわりを認めてもらえる場所がなかった人達が働く工房だ。

ここは、いわゆる社会福祉法人。
ここで働くひとたちは
多分普通のひとにはない才能(ギフト)を沢山持っているのだろうが

なかなか一般には理解されなくて
うまく社会と適応できずにいたりするのかもしれないが
この組織では、そういった「ギフト」を自分流に活かして
毎日の喜びに変える術を見つけているように見えた。
そんなヴァイブレーションが極めて高い「場」が葉山にはあるのだ。

私たちはその場所を見学させて頂いたとき本当に驚いたのは
半時ほどで自分たちの魂が浄化されていたことだった。
ちょうど素晴らしい音楽を聴いて感動したときの感覚と同じ。
その場に居合わせた人達が、みな不思議な意識の調和に満たされる。

そんな場の形成は、なかなかできない。
ある意味特殊な才能だと思う。
これはまさに「ギフト」なのだろう。

一心不乱に自分のできることを持ち寄った結果
その素直な魂たちが起こす奇跡は
観る者の魂まで癒してしまう。

もう一つの横田さんの驚きは
お食事の薬膳的組み合わせにあった。

夏に3pmに伺い、お仲間とお食事に伺ったとき
ちょうど体調が悪かったのが
食後に元気を回復。それがターニングポイントとなって
翌日から調子が上向きに。

これもまた、横田マジック。

「素材を組み合わせる」
それは共同作業で必要なこと。
でも「What for(なんのために)」があるかないかでは、全然違うと思う。

「何一つ無駄なものはない。この世のすべては大切なもの。」

そうおっしゃる横田さんの言葉はとても強い思いに満ちている。
一見「やさしさ」の環境であるはずなのに、大変厳しい視点がある。それはご自分のこれまでの職業的な経験、広告デザイナーとしての知見によって養われた厳しさだ。

でもじっと見ていると、一切の妥協はないはずなのに、その厳しさの中から優しさがあふれ出る。

「人の気持ちも大地も操作をしない」

これまで散々ご自身の体験のなかで、

大地も人も、操作をする環境に身を置いてきたなかで、

例えば色を揃えるために、

旬ではない食べ物を使ったりしたこともあったという。

それを一切やめたそうだ。

そうすると「ない中で工夫する智慧」が生まれるという。
全部無理して揃えようとしなくても、必要なものはすべて与えられている。状況を操作することはない。

探せば、そこにすべて与えられているのだ。
だから旬のものを使いながら、足りないと思われたら
工夫してみるそうだ。そうすると新たな発見が生まれたりする。

そんな話、私は大好きだ。

また、極めて印象に残ったのは

「異なる価値観は存在する」
「それを理解しようとしたり、理解されようとするのをやめた」

という言葉。

まずは相手との違いを受け入れること。
そこから互いに「寄り添う」という発想が生まれていた。

どこからが横田さんの言葉で、自分の言葉なのか
書いているとわからなくなりそうだが

そのくらい「うなずける」話に溢れた楽しい2時間だった。

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