達人の国ニッポン

こんにちは!
指揮者の村中大祐です。
素敵な一日をお過ごしですか?

今まで知っていると思っていた人から
全く違う側面を見せられた時
なんだか新鮮に思って、その相手に
すごく魅力を感じたことってありませんか?

それは僕が日本一美味しいと思っている
とあるピザ屋さんでの会話でした。

彼とのお付き合いはまだ3年と短いですが
イタリアを愛する自称「イタリア通」の
我々家族で訪れると、まるで常連さんのように
おもてなしを頂ける素敵なピザ屋さんなんですね。
何より美味しいピザが食べられる!
仕事に疲れると、気分転換によく伺うようにしています。

入り口には亀が2匹いて、それが我が家の合言葉。
「今日亀のピザ屋いこうよ。」
昨夜もそんな会話からピザを食べに行きました。

オーナーシェフは僕より10歳近く若いはず。
30代終わりに差し掛かったころでしょうか。
昔スイスにチーズ留学していたそうで
彼の手にかかればチーズやベーコン、ソーセージは
素晴らしく美味しいわけですね。

そんな彼に最初にお会いした時の印象は
「真面目な料理人」だったんです。

伺う度にグレードアップ。僕の注文で
「もうちょっとこんな味が効いていたらなあ」
と言うものなら、次に伺う頃には
想像を超える改善がなされています。

そうやって瞬く間に「日本一美味しい!」と
我々に呼ばれるようになったのです。
彼は我々の模範でもあり、学ぶべきことが多い。
そう思いながら、昨夜もお勘定のとき
思わず拍手!してしまいました。

そこからです。彼がぽそっと話し出したのは。
「僕は実は居合いの稽古してるんです。
師匠から【数をこなせ!】と言われるんですが
そうしたらグレードアップするときがあるんですね。
これはピザも同じだと思うんですよ。
努力もある一定の数をこなすと、あるとき【ふっと】
変われる時が来る。村中さん、そうでしょう?」

確かに。思わず頷いて聞き入っていました。
真面目な料理人の顔が、僕には
ひとりの求道者、達人のイメージに変わっていき
話を一緒にしてみたくなりました。
学ぶべきことは多い。
「今度またゆっくり。」そう言いながら店を後にしました。

美味しいものを食べさせてくれるシェフの努力。
達人の国ニッポンを象徴する話のような気がしました。
そして達人がやはり多く居るイタリアに
思いを馳せたのでした。

素敵な夜でした。
貴方にも素敵な出会いがありますように。
今日もお元気でお過ごしください。

村中大祐

メルマガ登録はこちら↓

メルマガ登録は➡こちらをクリック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です