通説とは疑うために存在する?

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日曜日の一コマ。

横浜のみなとみらいのBUKATSU-DOで始めた「音のソムリエ」茶会。

5回目の今回は「ブラームスはお好き?」と題してお話しました。

偶然にもブラームスが女性に囲まれた写真を入手したので

それもお見せすることもできたし。

例えば10月15日に演奏するブラームスのピアノ協奏曲第1番。

最初Re(レ)の音で始まるからニ短調かと思いきや

10小節たってもニ短調は出て来ないわけ。最初はなんとBdurつまり変ロ長調。

つまり明るい調子で始まるわけです。

だけれども今まで聴いた演奏は、その殆どが大上段から振りかぶった

「ブラームスはしかめっ面」の演奏ばかり。大きな音。強いイメージばかり。

だからその先入観があると、長調の調子が、短調に聴こえてしまう。

これは演奏する方の問題が大ありだと思うわけ。

それを一般のひとたちにお話してみたのです。

ブラームスは室内楽の人。この協奏曲を書いていたとき

彼は友人の方がオーケストレーションが上手だから

その友人にいつも相談していたくらい。

彼の内向性は疑う余地のない事実であるのに

ベートーヴェン交響曲9曲を引き継いだイメージや

ひげ面のポートレートが彼の内向性を隠していたのではないか?

愛に溢れ、自然と女性をこよなく愛したブラームス。

その優しさと慈愛に溢れた側面より

どちらかと言えば交響曲第1番の強ーいイメージが先行して

彼の内向性は無視されがちなのでは。

年の離れた女性クララを愛することも、彼にとっては普通のこと。

何故なら自分の実の両親が17歳母親が年上だったのだから。

そう言ったさまざまなことから、ブラームスの固定観念とされた強いイメージが

ひとつひとつ変わっていくような気がします。

自分の感性を信じることは、結構簡単ですが

そこに邪魔が入る場合は、大抵通説ってやつを信じているというか、

通説のほうが正しいと思ってしまうんですね。みなさん。

通説というものは疑うために存在するのです。

参加されたみなさん、本当にありがとう。

皆さんの率直な感想で、僕もたくさんの学びを得ました。

一般に言われていることは、検証してみると、結構嘘が多い。

そういうお話でした。

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