画像の説明
From:村中大祐

その昔、留学中のウィーンではよく
映画のレイトショーを友人の
オランダ人&ドイツ人のカップルと一緒に
観に行ったものだ。

ウィーンでは年に一度、
Wiener Bal「ヴィーナー・バル」と言って
舞踏会のシーズンが始まると
皆がこぞってウィンナーワルツを踊るために
2週間か3週間、付け焼刃なのだが
ワルツを踊る手ほどきを受けに
上手な友人宅に集まったりする。

みんながそんな時期は
どういうわけか
そわそわし始める。

それもまた楽し。

そこで知り合ったのが
オランダから来たアントロポロゾフ
(つまりシュタイナー学校教師)のヨハンネスと
ベルリン出身のコルポテラポイト(身体テレピスト)の
エレナのカップルだった。

互いにウィンナー・ワルツを踊るのが下手で
互いの下手さを笑いながら
段々と仲間になった覚えがある。

それから私たちは
よく一緒に映画を観に行く友人になった。

当時オーストリア放送協会ORFのテレビでは
ゴールデン・タイムともなれば
ドイツ生まれの「ハリボ」という駄菓子が
スター芸人によって大々的に宣伝され

私たちも、どちらかと言えばポップコーンより
ガムのようなハリボを食べながら
映画を観るのが習わしとなった。

ウィーンでは
ご存じの方も多いだろうが
街の映画館というのは
普通に昔の劇場、つまり演劇の舞台を改装して
映画館にすることが多かったから
それはもうある意味
映画を映画館で観るというのが贅沢に感じた。

そして観劇が終わると
街に繰り出し
旨いビールを片手に
ヴィーナー・シュニッツエルを食べる。

それが私の週末の友人たちとの過ごし方だったように思う。

そこでヨハンネスが教えてくれる
シュタイナー学校の意義や
ルドルフ・シュタイナーの「神智学」についての
さまざまな話を聞きながら
「ああ、こういう考え方を持ったヨーロッパ人が
歴史上に存在したんだ。」と感慨もひとしおだった。

昨夜レイトショーで
久しぶりにヨーロッパで観るような
素敵な映画を観た。

別にハリウッド映画だから
ヨーロッパはどうでもいいのだけれど。

でもウィーンを思い出すほどの
素敵な映画だった。
「メッセージ」という邦題。

ある女性言語学者が
宇宙から来た異星人の言葉を解読し
彼らとコミュニケーションをとって
地球を救う物語。

そこに掲げられたテーマは
共時性、時間の概念
引き寄せの法則
世界はひとつ
宇宙はひとつで互いに関係し合い
新たな叡智を互いに共有し合うということ。

人間の脳は
その大部分がまだつかわれずにいる、
というのが通説だが

ひょっとすると
それは時間の概念が
私たちを縛るからなのかもしれない。

そんなことを考えさせられた。

今世界で起きている出来事は
世界というか宇宙が本当の意味で
つながりを得ていくための
プロセスのような気がする。

そんなとき、多言語を知る、ということは
発想や現実をブレークスルーしていくのに
とっても有効であることを
暗に教えてくれる映画となった。

ロードショー公開しているので
お近くの映画館でどうぞ。

素敵な一日を!
ヨコハマの自宅から
村中大祐

追伸:
もうすぐニュースレターNo.2が出来上がる。
テーマは「カラヤンの仕事術」。
カラヤンについて語られた証言の多くは
彼が指揮者だけでなく
経営者としても十分にその才能を発揮していたことだ。
多くの人間がカラヤンをリーダーとして
認知していたことは
衆目の一致するところだった。

その彼の仕事の仕方。
交渉の仕方は極めて刺激的で
実は私も、そこから多くを学んできた。

例えばカラヤンがポートレートを
写真家に撮らせる際、気を付けていたことがある。
それは自分の顔を撮る角度だ。

彼は決して気に入らない写真は許可しなかったし、
何より「自分の顔をどちらから撮影するか」
について、舞台の下手から撮影することを
指定してきたという。(顔の左側から撮影することになる)

このエピソードでも思うのは
カラヤンという人間は
自分の弱みや強みを把握しながら
その強みにフォーカスすることを
徹底した人だったということ。

彼から学べることには
アントレプレナーや個人事業者、
そして自分の城を守ろうとする社長たちが
知っていて間違いなく有益なものが多い。

そして何より
マーラー以降の指揮者の系譜から見えてくるのは
カラヤンを起点に
カラヤン以前とカラヤン以降で
リーダーの形に大きな変化があったということ。

それは取りも直さず
世界の今後を占う大きなカギともなりうるということ。

指揮者の動向に注目するのもいいが
むしろそこから今後の世界が読み取れる方が
よほど興味深いというもの。

そんなお話を続けていくつもりだ。
創刊号からお読みいただける年間購読には
30名様先着のみ限定で以下の2つの特典が用意されている。

ひとつは年6回の購読が6,000円お安くなる話。

もう一つは
村中大祐指揮Orchester AfiAの第一回演奏会のCD-Rが
プレゼントされるということ。
こちらはAfiAでは5000円で販売しているもの。
その記念すべき浜離宮朝日ホールでの公演ライブ録音
年間購読の方に特別にプレゼントする企画。

詳細・お申込みはこちら↓から。
https://spike.cc/shop/user_956153619/products/Swfse5oJ

別売りはこちら↓からどうぞ。
https://spike.cc/shop/user_956153619/products/vuMVP1KS