指揮者の通信講座Vol.3

AfiA LLC. Presents

指揮者の通信講座Vol.3

注意! これを読む前に、

「クラシックを理解しよう」なんて考えちゃいけません

✔なぜ、80%の人がクラシック音楽を難しいと思うのか?

✔なぜ、演奏は良いし技術は素晴らしいのに、心に響いてこないのか?

✔クラシック音楽を理解し、感じて楽しむための、たった一つの条件とは…

テレビ朝日系列「題名のない音楽会」、日本テレビ系「深夜の音楽会」、BSフジ「Table of Dreams 夢の食卓」、NHK教育テレビ、NHKBSプレミアム、テレビ神奈川、NHKFM,FMTokyo,FM YOKOHAMAなど出演多数。第11回出光音楽賞ほか受賞多数。現在Orchester AfiA芸術監督、イギリス室内管弦楽団国際招聘指揮者。これまで英国グラインドボーン音楽祭、スイス、ザンクトガレン・オペラ祭、ヴェネツィア・フェニーチェ歌劇場など世界のオペラ座で活躍。NHK交響楽団をはじめ国内主要オーケストラに客演。東京外国語大学国際関係論卒業。ウィーン国立音大指揮科修了。マリオ・グゼッラ国際指揮者コンクール、トーティ・ダル・モンテ国際オペラコンクール指揮者部門「ボッテーガ」でいずれも第一位。トスカニーニ国際指揮者コンクールファイナリスト。村中&AfiAの「自然と音楽」演奏会シリーズは、2016年Classical:NEXTのイノヴェーション・アワードのファイナリストに世界2000団体から選ばれた。

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村中大祐 (指揮者)

Photo©NAKAMURA Yutaka

音楽の楽しみ方

さて、これからご覧頂くのは、
私が2014年の10月に考えた新しい音楽会のかたちだ。

ここでは食材を選んでお客様に料理を食べていただく、
イタリアンレストランのオーナーシェフのような気分で、
プログラムをアレンジしてみた。

音楽にもこんな味と、色合いの違いがあることを、
レストランのメニューに例えて感じて頂きたくて、
作ったプログラムなのだ。

●コンサートをレストランでの食事に例えたら。。。。


Menu of the Day

Starter前菜

R.Schumann : „Ouvertüre“ aus „Ouvertüre, Scherzo und Finale“
Es -dur Opus 52
シューマン:「序曲・スケルツォとフィナーレ」より「序曲」 変ホ長調作品52

Pastaパスタ

L.van Beethoven : Konzert für Violine und Orchester
D -dur Opus 61
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調作品61 

Surprise!

Something very special for you…

~~~~~~~~~Intermission~~~~~~~~

Main Courseメイン

F.Mendelssohn Bartholdy : Symphonie Nr.3
„ Schottische“ a- moll Opus 56 (Fassung 1843)
メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」
イ短調作品56(1843年版)

●結局は「美味しいか」どうかが勝負

私たちがコンサートなどで音楽を聴くとき、
レストランの素敵な食事をイメージしたなら、
聴こえてくる音の色合いが変わるのではないか?
と思い、こんなプログラムを作ってみた。

作曲家ごとに、その作品についてイメージを膨らませていくと、
そこには何となく基調となる色があることに気が付く。

例えばシューマンなら緑、ベートーヴェンなら黄色と言った具合に、
作曲家には、その人生を通じて基調となる色のイメージがあるのだ。

そういう作曲家の音のイメージ以外にも、
更に豊かな彩りを添えることができれば
音楽を聴くことが、もっと楽しくなるのでは?と考えた。

食卓に上る野菜やワインの色彩感は、
食事にふんだんに彩りを添えてくれる。
目で存分に楽しんだ後に、舌で味わう快感が訪れる。
ひとは、レストランのメニューを見ただけで、美味しく感じられるという。
それは記憶のなかに色と味がインプットされているからだ。

ワイン、前菜、オードブルなど、構成はシンプルだが、
その構成に慣れてしまえば、メニューを見ていれば
どんな食事が運ばれてくるのか、だいたいの想像はつくようになる。

レストランのメニューが「想像を掻き立てる」のは、
そのシンプルなメニュー構成のおかげなのだ。

それならば、レストランのメニューに見立てて
音楽会のプログラムを構成すれば、
きっとお客様の記憶に残る味覚と視覚によって、
音のイメージは作曲家の色以上に
音楽の持つ世界を豊かにしてくれることになる、
そう私は確信したのだ。

ここで注意しなければならないことある。
私がさっきお話した「ベートーヴェンの音楽」と「黄色」について、
果たしてそれが「正しいかどうか?」を、決して云々するべきでない、
ということ。それはあくまでも私個人のイメージだからだ。
聴いている貴方がどんな色と味を感じるか?がすべてだ。

貴方が聴きに来られる「音楽会」という限られた時間の制約なかで、
貴方の音の聴き方に、レストランのメニューの力を借りることができれば、
耳に頼る音楽のなかに、「美味しさ」を加味できるのではないか?
と思っただけなのだ。

つまり「正しいかどうか?」ではなく
極論すれば「美味しいかどうか?」。

音楽を聴くのに、理屈はいらない。
美味しいい食事に理由など必要ないのと同じだ。

ー村中大祐

P.S.

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