イタリア語では弓をarcoアルコって言うの。
arcobalenoアルコバレーノって言うと、
これが虹?になるの。
だから弓を持って音を出したら、
虹みたいな色を出して欲しいんだよね。
因みに弓使いって、arcataアルカータって言うから、
やっぱりさ。言葉に独特の響きがあるわけ。
イタリアに入ってビックリしたのは、
ウィーンとは、ヴァイオリンの弓使いとか、だいぶ考え方が違う。
それは多分ドイツ語の問題なんだ。
弓使いはBogenstrichボーゲンシュトリッヒだから、
「弓で引っ掻く」わけ。
イメージがアルカータとはだいぶ違う。
因みにドイツ語では虹?をRegenbogenレーゲンボーゲンって言うから、
やはり「雨が降ります、弓が出る」の世界。
ちょっくら原因と結果みたいな、論理的なわけよ。
やっぱアルカータとかさ。イメージなんだよな。
イタリア人は、弓使いにうるさいの。
モーツァルトとかやる日にゃ、
「マエストロ、これは弓の何処を使う?」
みたいなやり取りばっかりしてる。
それにはちゃんと適した用語があって、
イタリア人はそれを結構統一したがるの。
それで響きが一瞬で変わる。
日本にはロシアやドイツ、アメリカのヴァイオリン奏者の薫陶を受けた人が多いのね。
でも出て来る音でビックリしたのは、
イギリス、オランダ、イタリアの人かな。
だから虹のよう?な音の響きが欲しけりゃ、
少し人とは違うことを考えて、
一味違ったインプットが必要な気がするわけよ。
強い音ばっかりじゃ、自分の色だって消えちゃうしね。
自分の色、自分の音がするって、
一番素敵なオンリーワンだと思うんだよね。
あんた、どう思う?(^^)
追伸:因みに日本の弓道はイタリア語ではtiro dell’arcoティーロ・デル・アルコって言うんだ。
「弓を引く」てな話。確かにイメージ通り、弓引いてるもんな。
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