【机の上は綺麗にしてはいけない!】

 

今日のテーマは

【机の上は綺麗にしてはいけない!】

 

■まずは今日の音楽のプレゼントです。

 

私が昔スペインのバレンシアで

師匠のマークのアシスタントとして

初めて練習で棒を握らせてもらい

指揮したのがこの作品。

メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」です。

 

今日はその場面を

もう一人のメンターだった

クラウディオ・アッバードの追悼として

2014年の2月に東京築地の浜離宮朝日ホールで

Orchester AfiAと演奏した録音をお聴きください。

 

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■編集後記

 

どうも。村中です。

 

私は2005年から2009年まで

横浜のみなとみらいホールで

【横浜オペラ未来プロジェクト】という

オペラのプロジェクトをやってました。

 

その時に演出家としてお招きしたのが

ミヒャエル・ハンペ氏。

 

ハンペ氏と言えば

世界最高のモーツァルト演出家。

 

ケルン歌劇場の総裁を歴任し

カラヤンと一緒にザルツブルク音楽祭を

運営していたような人ですが

 

もともとが役者であり

また優れた音楽家でもあったことから

オペラの演出家として

その才能がスイスのチューリヒで

花開いた人です。

 

彼とは東京の新国立劇場で

モーツァルトの「魔笛」をご一緒したご縁から

横浜のプロジェクトに

お招きしたわけですが。。。

 

そのハンペ氏。

練習はいつも大体2週間で終わりです。

 

短いでしょう?

 

でも彼のオペラの稽古はいつも2週間。

 

でもその間は朝から晩まで

一緒に仕事するわけですが

 

昼飯を喰いに行くのは

決まってわたしと二人っきりです。

 

さすが、ドイツ人。

好みが面白い!

 

練習初日、みなとみらいにある

レストランに行って一度メニューを決めると

 

その同じメニューを2週間、

ずーっと毎日喰い続ける。

 

ホント、変なオッサン!ですよね。

 

ちなみに私は

毎日日替わりでメニューを頼みます。

 

この変な習慣について

彼に一度訊いたことがあるのですが

その年は毎日きまって

「シーザーサラダ」。

 

あまり毎日同じものが続くと

飽きないか?

 

訊くことにしました。

 

そうしたらハンペ氏曰く、

 

「あのな。俺たちは毎日の

ルーティンワークが大事なんだ。

 

だから毎日同じものを食べて

毎日同じ日課をこなす。

 

そうやって自分の生活を律していくんだ。」

 

「そういうノウハウなら

早く言えよ!」

 

と思いましたが

 

そこは大人の対応で

こう聞き返すわたし。

 

「それじゃ、あなたのその習慣とやら。

他に何かありますか?」

 

「ああ、もちろん。」

 

「例えばどんなことを毎日繰り返すの?」

 

「私は母親からこう教わった。

 

ミヒャエル、

机の上はいつもきれいに片づけておくものよ。

 

だから私は今でもそうしている。

 

これはとても大事な習慣だ。」

 

「何故机の上は綺麗にしなければならないの?」

 

「その方がビジネスがうまくいくからだよ。」

 

「。。。」

 

わたしはこれには驚きました。

 

まあ、確かに

机の上に何もおかなければ

アタマがクリヤーになり

仕事に集中できる、という人がいます。

 

集中力が上がれば

確かにビジネスにとってはプラス。

 

でも机の上が整理整頓されて

余計なものが置いていなければ

 

アタマもクリヤーになり

集中できるからって

本当に結果が出るでしょうかね?

 

ハンペ氏には申し訳ないけれど

 

私はこの「机の上の状態」は

別にそれほど重要なファクターだとは思わない。

 

いや、もっと言うなら

 

私の場合、

机の上がきれいだからって

ビジネスが本当にうまく行くとは

限らないと思ってますね。

 

私が知る限り

素晴らしい活躍をする人の書斎ほど

 

まあ、ぐちゃぐちゃですな。

 

つまり本が散らかり

紙があちこちに乱れ飛んで

何がどこにあるか、

わからないように見える。

 

「見える。」ここがポイント。

 

でもその人達はみな

何がどこにあるか、

ちゃーんと知っているんだよね。

 

あなたはどちらのタイプでしょう?

 

こういった話に衝撃的な

エピソードを加えるならば

 

あの世紀の天才

アルバート・アインシュタインさん。

 

こう言ったそうです。

A messy desk is the mask of genius.

つまり「キタナイ机は天才の証拠だ!」

 

もちろん綺麗な机が悪いわけじゃない。

 

もしそれがあなたの生産効率や

仕事能率を上げるのならば、

の話ですけどね。

 

でも大抵は仕事のできるひとって

机汚くありません?

 

彼らにとってはそれが

ベストな状態なんでしょう。

 

もうひとつ面白い話があります。

 

「もし散らかった机の上が、

乱雑なマインドを表わすなら

 

空っぽの机は何を意味するのか?」

 

(注釈:からっぽのアタマですよね!笑)

 

これはLaurence J. Peterという

 

「ピーターの法則」(↓こちら)で

有名になった教育者の言葉。

https://bit.ly/2eP4wOz

つまり世の中では

 

「こうすれば成功できる」病

 

というのが

どうやらあるらしいのですね。

 

だけど

机の上がきれいでなくたって

 

別段問題ない。

 

というか、

 

これが正しい方法だ!とか

これがあなたを成功に導く!とか

 

そういうのは人それぞれ。

 

もしあなたがあなたのやり方で

人生をエンジョイしていて

 

たまたま机が汚くても

何の問題もない。

 

机の上を綺麗にできるなら

まあ実践してみればいい。

 

それだけの話でしょう?

 

私、日本に帰って来て

一つだけいつも

閉口することがあったんですね。

(今は随分かわったかも。)

 

それは社会のなかで

選択肢って

 

日本では「ひとつだけ」なの。

 

他を選べないようにしてしまう。

そういう社会のなかの締め付けっていうか

私はよく使う言葉だけど

 

「集団的無意識」ってやつで

コントロールされちゃう。

 

それって、問題だよね。

 

ある時期思ったんだけど

 

髪の毛を切りたくて

いろいろ良さそうな場所を探すのね。

 

でもこれが

なかなか難しい。

 

気に入ったところが見つからないの。

 

あなた、そういう経験ありません?

 

あれね、結局みんな

同じ先生とか、同じ学校とかで

アタマを切る教育を受けると

 

やり方がすっごーーーく

似通った技術者が出てきちゃう。

 

そうするとこちらはもう

選びようがなくなるんですよね。

 

あっち行っても

こっち行っても

 

おんなじ手法。

 

だからやっぱり

いろんなニーズに対応できるように

 

多様性が生まれて来ればいいなあ

 

と、そう思う訳です。

 

もうね。

昭和の時代なんて

 

キッチリ切る人が多かったからね。

 

そうすると

アタマの毛が黒いわけだから。

目も当てられないような

 

斬切りアタマになっちゃう。

 

それをあなたも我慢していたはず。

違います?

 

ああ、それならいいけど。

 

以前書いた「音を意図的にずらす」っていう話も

 

やっぱり、ずらした方が自然なのね。

 

私はそういう自然な在り方を

 

「豊かで自由」だと思うんですね。

 

でもこれも人それぞれだよね。

 

あなたの机の上、

もし散らかって居たら

 

今日は一緒にガッツポーズ!

 

村中大祐

 

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