音楽は言葉になっているんですね。
これを非常にうまく表現できたのが、
モーツァルトだと思います。
でも、理解するのに随分と時間がかかりました。私、半世紀かかってわかってきたんですね。
そのために何が必要だったかと言えば、いろいろな国の言葉を学ぶことでした。
でもこれ、語学、とかではないですね。
もっと血や肉に近い話です。学問じゃない。
つまり、モーツァルトと同じことをしてみたんです。
モーツァルトは英語を勉強した時期もあったんですよ。
彼の手紙を読むと、英語も出てきます。
これは、ザロモンという興行主(インプレサーリオ)からロンドンに招かれていて。
そんな彼が英語で手紙を書いていても、やはり彼の中では、当時イタリア語が一番の強みだったんですね。
私はその真似をしたんです。
だから、ドイツ語の次にイタリア語を使うために、ウィーンからローマに移住したんですね。
そうしたら、モーツァルトの大家の弟子になった。彼も結局モーツァルトを追っかけていたんですが、ドイツ語やイタリア語がメインでしたね。
これをやっていくと、モーツァルトの語法が「なんとなく」わかるようになりました。
そうすると。。。ベートーヴェンが観えてきますね。
ベートーヴェンは言葉というより…
これはまた、メルマガに書きますが
モーツァルトが一番言葉に近い、ということですね。
コスモポリタンとしての事例なんですが
カサノヴァだって、ルービンシュタインだって
皆が回想録を遺していて。
モーツァルトの場合は手紙ですね。
これが、ある意味で音楽のバイブルなのかもしれませんね。
そこから読み解けるものがあるんですね。
むーらん
追伸:興味があればベンヴェヌート・チェリーニ(彫刻家)の回想録もおススメ。
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