むーらんイタリア食談義2

イタリアの料理は、北に行くほど洗練、と言われるかもしれない。

ここで哲学してみようと思う。(笑)
私が指揮者として最初に仕事をしたのが、北イタリアのヴェネト地方。トレヴィーゾ歌劇場という場所だった。

この街は戦後まで、非常に貧しい農村だったということだけれど、戦後の復興により、ヴェネットンやステファネルが出現し、ヨーロッパで一番経済的な発展を遂げた小都市として紹介されるようになる。

ここでの有名な食べ物と言えば、ポレンタ。そしてラディッキオ・トレヴィジャーノか。非常に貧しい場所だったのだろうか。

ちょっと北に行くとコーネリアーノがある。こちらは意外に豊かな街で、昔からプロセッコというシャンパンのイタリア版で有名な場所だ。

この地域、つまりヴェネト州で食べる料理は、イタリア全土を旅してみると分かるけれど、うまいものがあるのは確かだけれど、それが素材を活かすというより、全体のバランスはとれている、という感じ。

そして、スラブの国々に近いことが、非常に特徴的。
これは、確かトレントのようなアルト・アディジェ地方でも
似たようなところがある。

アルト・アディジェでは、ドイツ語もしゃべる人が多く、その言葉どおり、イタリア食ではあっても、ドイツとの混淆が見られたりする。

また、ヴェネツィアとは逆に、ジェノヴァに行けば、これまた味が微妙に変わるのだけれど、同じ海洋都市でも、こちらは銀行の発祥の地。気質が違い、食事の味わいも微妙に違う。コーヒーが独特な味わいなのが特徴的。

水がそういった違いを生み出すのだろうけれど。

ヴェネト州では、結構お酒の種類が独特で、グラッパはバッサーノという街が有名で、街にグラッパの名前を冠している。Bassano del Grappaと言うくらいの街。

コーネリアーノのプロセッコといい、バッサーノのグラッパといい、ヴェネト州はお酒が結構、特徴的なのかもしれないなぁ。

むーらん

追伸:魚の新鮮さについては、パドヴァが割合新鮮で、ヴェネツィアや近郊の街は、それほど新鮮だとは思わなかった。多分、流通の問題なのかもしれないけれど。

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