音楽家が易経を使う時

私はこの20年くらい、趣味のひとつに易経があるんですね。

その64卦を全部覚えたら、易経の先生がビックリしてた。小田全宏さん。

小田さんはその昔、私が客演した際に
東京ニューシティ管弦楽団の理事長をされていたんですが、

指揮者で易経の64卦、全部卦を書けて
覚えている人に会ったのは初めてだって。(笑)

私が易経に会ったのは2001年。
イタリアのフラスカーティでのことでした。

本屋で大安売りしてたんですよ。
「近松」と「息IKI」と一緒に、まとめて購入したんですが。

「近松」はエロ本がわり。(笑)
「息」は天風さんの補足として。

「易経」はそもそも、なにがかいてあるのか
最初はサッパリわからなかった。(笑)

でも、日本語の訳本と随分違うんですよ。

そもそも、Wilhelmという牧師が
中国に行った際に易経を学んで、それをドイツに帰国した際
ドイツ語に翻訳したものなんです。

それをあのカール・ユングが序文を付けたのには
訳があったんですね。

ユングのお母さんは霊能者だったそうで。(まだ調べてますから未確認情報ですが。)

ユングは母親の影響で、そういった状況をなにか、自分なりに発展させたかったんだと思いますね。

ともかくヴィルヘルムが翻訳した易経から影響を受けて、場について考えるようになり

シンクロニシティという言葉が生まれたとか。

この辺り、これから少し調べてみますけどね。
私はドイツ語よりイタリア語の方がラクなので
イタリア語で読んできましたが

これが日本で市販されている易経の翻訳とは
随分解釈が違うみたいなんですね。

日本の易経の翻訳の経路は中国語からの直接訳か?
それとも英語経由なのか?

その辺りも興味のあるところです。

ドイツ経由でイタリア語訳からの解釈は
非常にオリジナルで面白いですね。

むーらん

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