【才能ってなんだ?】

From: 村中大祐

 

素敵な一日をお過ごしでしょうか?

 

音楽を仕事にしていると

価値観は多種多彩、

まるで溢れる才能を

纏(まと)っているかのように

思われることも

少なくありません。

 

特に指揮者のような仕事は

あの難しいスコアを読むとか

オーケストラの人たちの

音を全部聴こえているとか

 

果ては楽器が全部演奏できる、とか。

そういう質問をしてくる人に

お会いすることもあります。

 

でも皆さん、多分勘違いしておられます。(笑)

 

まあ、他の方は別にして

私はもう、運だけで生きてきました。

 

面白い逸話がありすぎて

どこからお話してよいやら。

 

運がよいか?と聞かれれば

 

すぐに「イエス!」と答えます。

もう取柄はそれだけ、みたいに。

 

才能って何だと思いますか?

 

私は「没頭できる」ことだと思います。

寝食を忘れて没頭できたら

それはもう、才能です。

 

でも世の中というやつは

そういう人間の「没頭する」ところを

はき違えていますね。

 

そして社会の家畜になるように

私たちを教育するのです。

いわゆる洗脳です。

 

私たちの毎日は洗脳の毎日。

 

因みに私は何でも

 

「自分で選ぶ」

 

をモットーにしています。

 

私は今では英語を使う仕事が増えましたが、

 

英語の成績は学校では悪かったです。^_^

 

中学の頃最初の学期末に、

担任の先生の家に呼び出されたほど。

 

でも一つだけ好きだったのは、

 

「声に出して読む」

 

これだけです。

 

慣れて行くとなかなか楽しい。

 

でも、だからって

別にそれで成績は良くならないんです。

 

でも楽しくなる。

 

多分世の中の人は、「楽しい」ことより

成績を大事にするんです。

 

ほとんどの人は、他人に点数をつけられて、

評価が高いと満足してる。

 

つまり自分で価値判断をしていない。

 

私は13歳くらいで、

そういう何かこう、

硬くなった、

脳内硬化したものが嫌になった。

 

英語の勉強より、

 

「声に出して読む」方が楽しいから。

 

だから勉強をやめました。^_^

 

13歳だったかな。

 

如何に落第しないで卒業するか。

それだけ。

 

それからは

とにかく一点集中で自分を鍛えたんです。

 

私の場合は英語なら発音。

 

音楽なら

 

「如何にホロヴィッツの響きを盗むか」

 

そうしたら沢山の

不思議なことが起こりました。

 

声に出して読むことだけしてたら、

 

一次試験が全国平均以下の成績でも、

外語大の二次試験では

聴き取りが多分100点に近かったはず。

 

ホロヴィッツの響きを研究したら、

カラヤンの言葉の意味に気がつきました。

 

それがヒントになって

自分がピアノで得たノウハウは、

全部オーケストラに活かせてます。

 

 

楽しいから、たくさんの気づきがあったんです。

 

これが私が「自分で選ぶ」ことをしなければ

 

多分人と同じやり方

 

人と同じ価値観

 

人と同じメニュー

 

そんな感じで回りに比べられて

自分が苦手な土俵で

闘いたくないのに

闘わなければならない羽目になるんです。

 

私は13歳のときに

人と闘うことを止めました。

 

だから同級生はみな

超エリートなんですけどね。

 

私は一人で授業中

歌うたっていたんです。

 

セブン、セブン、セブン、セブンって。

ウルトラセブンの歌が多かったですね。

 

先生が何かくだらないジョークを言おうものなら

すぐにこれを歌っていました。

 

本当ですよ。

同級生は良く知っています。

 

今だから白状しますけど

私は日本では音楽大学に

入れたかどうか

わかりません。

 

でも母親のエライ師匠から言われて

 

「東京外語大に音楽家になるために行く」

 

そう決めたんです。

 

これもスゴイ決断でした。

当時18歳くらいでしたけれど。

 

もう私はこれのお蔭で

今人と競争しないですんでます。

 

何故なら

自分だけを見ていられた環境でしたから。

 

でもそりゃあ、怖かった。

でも私はその恐怖は

既に知っていました。

 

何故なら

13歳のときに

「勉強はやめる」と決めたからなんですね。

だから実績があったんですよね。既に。

 

自分で決めるという実績。

これは強いですね。

 

これからの日本に成功法則があるとしたら、

 

それは他人から教わったことの

本質を理解した上で、

 

自分が「知らないうちに楽しくなってしまう」

 

そういう自分独自のモノを磨いて、

 

いろいろ混ぜ合わせるんです。

 

人から刷り込まれた価値観では、

これからの日本では生きていけませんからね。

 

才能ってのは

モーツァルトもそうだったように

模倣の上に成り立つ、というのは

まったく違うんですね。

 

模倣ではなく

本質を見抜く目をもって

本質を見抜き

 

それを自分の楽しいモノに

あてはめてみるんです。

 

そうすると

他人から本当の意味で

学ぶことができるようになる。

 

これ、また説明しますが、

今日はこれまで。

 

才能はみんなある。

でも方法を間違えたら

才能じゃなくなる。

 

光の当て方次第ですね。

 

今日も素敵な一日を!

横浜の自宅から

村中大祐



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