指揮することを、愉しんでやる人がいるんです。
わたしは、そうなれるまでに
随分時間がかかりました。
今はね。愉しいですよ。
でも最初は大変でした。
それはエネルギーの変換の仕方が
わからなかったからなんですね。
なぜ、こんなにエネルギーを使うのか。
随分考えました。
もうね。メロディーだのリズムだの、構成だの
ありとあらゆることが
本当に大変なんですよ。
その扱いに本当にエネルギーがかかるんです。
それが私のスタイルだと
後になって分かったんですけどね。
他の指揮者を見ていると
ラクそうに見えるんですよ。
だから、そうならなきゃいけないと
そう思っていたわけですが
自分がそうやってラクをし始めると
やっぱり音楽に出てしまうんです。
だから手を抜けない。
手を抜かないと
いつもの自分が出せない。
その繰り返しでしたね。
今思えば、それが非常に良い経験だったわけで。
手抜きができないことは
マイナスでも何でもなかったわけです。
そこはもう、自分の存在意義のようなものでして。
更に言うなら
今、東京で少しだけ、若い経営者の方たちに
教えに行ってますが
何を?って訊かれると
【人生の事業計画】を作る方法を
教えに行っているわけです。
これが自分としては
指揮をするのと、全く同じ種類のエネルギーで
教えているわけですね。
だから疲れ方も、演奏会やリハーサルが終わったのと
同じような疲れ方なんですわ。
音楽も、なにも全部一緒。
なにをするにも、自分は同じスタイルなんですね。
このスタイルがなければ
ムーラン流とは言えないわけですね。
今日も素敵な一日を。
むーらん
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