ルービンシュタインとグールド(4)
さて前回までの話は 結局演奏会でおこる目に見えない現象を 演奏に欠くべからざるものと見る 我らがアーサー王(ルービンシュタイン)に対し 演奏会場では不完全な演奏となりうるものも スタジオで多くのテイク(録音)をすることで…
さて前回までの話は 結局演奏会でおこる目に見えない現象を 演奏に欠くべからざるものと見る 我らがアーサー王(ルービンシュタイン)に対し 演奏会場では不完全な演奏となりうるものも スタジオで多くのテイク(録音)をすることで…
シューマンの歌曲集リーダークライスは 僕のお気に入り。 かつて佐々木成子先生やライナー・ホフマン氏の下 かなりこの歌曲集を弾いた記憶(?)があるのだけれど。。。 20年以上前の話であまりよく覚えていないのは 年のせいでし…
さて、二人の対談最終チャプターです。 ここまで演奏会における生演奏の必要性・独自性を論ずるはずの ルービンシュタイン(アーサー王)が 一旦グールドがアーサー王のブラームス五重奏曲の スタジオ録音を褒めそやすと 突然ロマン…
僕が20年前 ウイーンの楽友協会大ホールで聴いた最初の音は ブルックナーの交響曲第4番。 弦楽器が密やかに奏でるトレモロに続いて 黄金の響きを持ったホルンのソロが 誰もいないホールに響き渡った。 立ち見席に忍び込んで C…
2014年6月。ちょうど「自然と音楽」演奏会シリーズを始めてしばらくしたころ。 シリーズを始めるインスピレーションの一つの手がかりは、 横浜国大名誉教授で植樹の神様と呼ばれた当時86歳の宮脇昭教授。 ドイツ語がお得意と聞…
ホロヴィッツの音で一番びっくりするのは 音をずらすテクニックを音楽に結び付ける その聴力かな。 そういうと「えっ?何それ?」ということに なるかもしれないので 一度聴いてみてください。 彼の場合普通で聴けない音が聴ける。…
誰よりも「自分の主観が強い」と言う意味で シューマンという人は、極めて文学的センスに優れた人でした。 彼の父親はもともと作家志望で、今流に言うと、やりたい事をやるため「起業」します。 翻訳家としてシェイクスピア作品などを…
前回のルービンシュタインの考え方とは スピリチュアルな意味でも 生演奏は人に少なからず影響をあたえることを 自身の演奏経験から そしてまた自身のスピリチュアル体験からも 生演奏を拒否するグールドに伝えたかったようだけれど…
日曜日の一コマ。 横浜のみなとみらいのBUKATSU-DOで始めた「音のソムリエ」茶会。 5回目の今回は「ブラームスはお好き?」と題してお話しました。 偶然にもブラームスが女性に囲まれた写真を入手したので それもお見せす…
これまでブラームスを随分と演奏して来た。 でも彼の音楽の中に南の光が差し込む場面があっても、 気付かず通り過ぎていくオーケストラにも出会った。 陰と陽のコントラスト。 カラヴァッジョの絵からも分かるように、 光が無ければ…
というわけで ブラームスはお好き?ですが。。。 僕はブラームスが大好きなので その理由を考えてみると 子守唄が Guten Abend , gut’ Nacht… というブラームス作曲の子守唄だっ…
アラフォーと聞いて 最初何のことやらわからずに 中国語かなと思ったのですが 40歳ということだと知りました。。。(笑) そういえば。。。 アラフォーについて ブラームスの歌曲作品94の1 Mit vierzig Jahr…
ウイーンの国立歌劇場横に Da CarusoというCD屋がある。 そこは知る人ぞ知るマニアックなCD屋だが そこのオヤジが留学当時薦めてくれた ブルックナー交響曲第9番のCDが 何を隠そう シューリヒトの指揮によるウイー…
https://m.youtube.com/watch?v=6dY8IXlU19s メンデルスゾーン交響曲第3番「スコットランド」のリハーサル風景です。 http://clubmuran.info/index.php?C…
いや~びっくりした! ウイーン時代によく日参した Musikhaus Doblinger ドブリンガーという楽譜屋さんがあって そこの奥に中古の楽譜の山があるんですが 1912年のRichard Specht(リヒャルト…
1948年頃にマリアが歌ったヴェローナ歌劇場での 歌劇「トウーランドット」のCDブックレットには 当時の彼女の写真が大写しになって残っている。 関西弁で言う 「このオバハン、えらい肥えてまんなあ。」 という印象だ。 そこ…
Cosi subito da Mozzart, ma non aveva ancora finito di dargli la buona nuova, che uno staffiere dell’impe…
Folgende Notizen sind von der Memoire von Lorenzo da Ponte herausgenommen. Das sind sehr behilflich , wenn man…
Mi misi dunque all’impresa, e , di mano in mano ch’io scrivea le parole, ei ne faceva la musica. I…
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