去年オヤジの33回忌を終えて
ふと。。。
オヤジが生きてたら。。。
。。。。。。。。。。。
音楽やってねえよなぁ。。
「たら」とか「ならば」とか嫌いなんだけれど
本当にそうなんだよね。
音楽できて幸せです。
このオヤジ。。。鎌倉に眠っておりますが
実は京都の男でした。
先日その京都に先祖の墓参りに行って
知恩院の境内で思ったのは
僕はやっぱり「京都とは縁が深い」ということ。
京都にその昔村中金属っていう非鉄金属の会社があって
今は東京で父方の叔父がお蔭さまで手広くやってますが
京都でもかなり頑張ってたんです。
それで。。。僕ですが
本籍はオヤジの本籍のまんま。
まだ京都にあるの。
不思議でしょう?横浜だと思ったでしょ。
違うんです。
京都なんです。
実はそれには深い訳があんねん。(これ、僕の昔からの口癖です。)
大学卒業してウイーンにいきまして
最初にいくところは皆さん「Bezirksamt ベツイルクスアムト」
つまり区役所の入国管理課みたいなところです。
もちろん日本大使館で決められたドイツ語の
出生証明書なんての持ってったわけです。
ところがですよ!!!
パスポートの写しってあるじゃないですか。
あそこにはregistered in Kyotoと書いてある。本籍は京都だから。
そんでもって出生証明書にはHyougo-kenって書いてあるわけです。
出生地は何を隠そう
兵庫県西宮市でした。。。
それを見たあちらの担当の獣のような女性が
(ここで注釈:ウイーンの女性って若い時は18くらいまで
超美人なんだけれど、その後獣のようになります。特に外国人労働者などを
扱う区域の場合、僕はスラム街みたいなとこに住んでましたから。。。ご想像ください。
ちなみに僕の居た16区のGrundstein Gasseはかなりトルコ系、スロヴァキア系が
多かったです。)
獣のような女性がですね。。。
僕に食ってかかりました。
「あんた、これダメだ。あんたなんかにヴィザは出せない」
ひとしきり説明してもダメなものはダメの一点張り。
パスポートと出生証明が食い違うってことは
京都に本籍があって出生地は西宮だなんて
外国のお姉さんにはどうでもいいことでした。。。
後日談ですが
その後もう一度その役所に行きましたら
別の方がおられて
もう一度説明を敢行。
結構いい加減なもんで
あちらの書類にパスポートと同じく
出生が京都だということにして署名したら
すんなりヴィザを出してくれました。
メデタシメデタシ。
この日から僕は京都生まれで統一したというわけです。
プロフィールに京都生まれって書くけれど
本当は兵庫県西宮の生まれでした。
おわり。
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