夏の夜長にブラームスの話(2016年のメルマガより)
ブラームスのお話 お元気でお過ごしですか? 指揮者の村中大祐です。 今日も素敵な一日をお過ごしください! ブラームスとシューマンと言えば、 私が最も得意とするレパートリーです。 今日はブラームスにまつわるお話です。 **…
ブラームスのお話 お元気でお過ごしですか? 指揮者の村中大祐です。 今日も素敵な一日をお過ごしください! ブラームスとシューマンと言えば、 私が最も得意とするレパートリーです。 今日はブラームスにまつわるお話です。 **…
~前口上~ 以下はwikipediaドイツ語文にコメントを付け加えたもので、引用なども全てWikiですのでご注意あれ。 ご興味ある方はヴィキペデイアのドイツ語版で”Koranuebersetzung” をご覧ください。 …
音楽へのアプローチにはいろいろあると思う。 自民党の小池百合子さんがあまたの政治姿勢を評して 「みな富士山を目指していればいいのであって、どこから登っているかが違うだけ」 と語っていたが、おそらくどの世界でも同じではな…
内気な男たちのInsideOut アーティストとは総じて皆「内気」なものであるが、そんな内気は社会の荒波の中では、残念ながらマイナスとされてしまうことが多い。だが真のアーティストには大抵「逆転の人生」が待ってい…
今朝偶然アッバード指揮のモーツァルトのフルート協奏曲をBGMで流していて、その昔、とあるオーケストラと演奏した時の記憶が蘇ってきた。 ロンドンや東京で演奏しているということは、実は私の得意なレパートリーというわけ。 思い…
ところで リュッケルトってどんな人だろうか? フリードリヒ・リュッケルト (1788年5月16日生ー1866年1月31日没) 現在のバイエルン州にあるシュヴァインフルト生まれの ドイツ詩人 翻訳家で東洋言語学の教授 (3…
Joseph Freiherr von Hammer-Purgstall(1774~1856) リュッケルトはローマからウイーンに渡り そこでこのプルクシュタールと出会う。 この出会いが何を意味するのか。 プルクシュター…
ドイツ人東洋学者フリードリヒ・リュッケルトは 30歳~31歳のとき、すなわち 1818~19年の間にローマならびに ウイーンを訪れたことから ハンマー・プルクシュタールという東洋学者に出会うわけだが そのまさに1819年…
マーラーのリュッケルト歌曲集に収められた Ich bin der Welt abhanden gekommen という歌曲について書いてきた。 従来の翻訳では 例えばHimmelという言葉を そのまま「天国」と訳している…
自分の感覚に起こる不思議。 浮遊体験。 (注:幽体離脱ではありません。。。) クリスタ・ルードヴィヒの演奏会で得た この浮遊感は 詩と音楽のなせる技 音楽だけによって生まれた現象ではない 面白さ。 その理由がマーラーの曲…
僕が大学2年のころ 声楽家の佐々木成子先生のところに あるパンフレットがあった。 ウイーンの夏季音楽コースの案内だ。 当時外語のドイツ語二年生だった僕は 「大ちゃん行ってみたら?」 という佐々木先生の言葉に 1も2もなく…
マーラーのリュッケルト歌曲集に 「わたしは俗世から離れて」 Ich bin der Welt abhanden gekommen… という歌曲がある。 「わたしはこの世から捨てられて」あるいは 「わたしはこの…
内気な男たちのInside Out アーティストとは総じて皆「内気」なものであるが、そんな内気は社会の荒波の中では、残念ながらマイナスとされてしまうことが多い。だが真のアーティストには大抵「逆転の人生」が待って…
僕が20年前 ウイーンの楽友協会大ホールで聴いた最初の音は ブルックナーの交響曲第4番。 弦楽器が密やかに奏でるトレモロに続いて 黄金の響きを持ったホルンのソロが 誰もいないホールに響き渡った。 立ち見席に忍び込んで C…
シューマンの歌曲集リーダークライスは 僕のお気に入り。 かつて佐々木成子先生やライナー・ホフマン氏の下 かなりこの歌曲集を弾いた記憶(?)があるのだけれど。。。 20年以上前の話であまりよく覚えていないのは 年のせいでし…
今日はシューマンの音楽の世界への準備をしてみましょう。 シューマンという人は「文学と音楽」を結び付けた人と言われています。 まあ確かに彼の作品を見ると「文学的」に見える場合もあります。 本当にそうであるかどうかは、彼の音…
誰よりも「自分の主観が強い」と言う意味で シューマンという人は、極めて文学的センスに優れた人でした。 彼の父親はもともと作家志望で、今流に言うと、やりたい事をやるため「起業」します。 翻訳家としてシェイクスピア作品などを…
日曜日の一コマ。 横浜のみなとみらいのBUKATSU-DOで始めた「音のソムリエ」茶会。 5回目の今回は「ブラームスはお好き?」と題してお話しました。 偶然にもブラームスが女性に囲まれた写真を入手したので それもお見せす…
日曜日の独特な匂いって ありますよね。 これに気がついたの ウイーンに住んでたときでした。 ローマの日曜日もそりゃあね。 必ずsanto padre(ローマ法王の俗称)が ミサをされますから 特別っちゃ特別なんですが。。…
というわけで ブラームスはお好き?ですが。。。 僕はブラームスが大好きなので その理由を考えてみると 子守唄が Guten Abend , gut’ Nacht… というブラームス作曲の子守唄だっ…
これまでブラームスを随分と演奏して来た。 でも彼の音楽の中に南の光が差し込む場面があっても、 気付かず通り過ぎていくオーケストラにも出会った。 陰と陽のコントラスト。 カラヴァッジョの絵からも分かるように、 光が無ければ…
アラフォーと聞いて 最初何のことやらわからずに 中国語かなと思ったのですが 40歳ということだと知りました。。。(笑) そういえば。。。 アラフォーについて ブラームスの歌曲作品94の1 Mit vierzig Jahr…
ウイーンの国立歌劇場横に Da CarusoというCD屋がある。 そこは知る人ぞ知るマニアックなCD屋だが そこのオヤジが留学当時薦めてくれた ブルックナー交響曲第9番のCDが 何を隠そう シューリヒトの指揮によるウイー…
https://m.youtube.com/watch?v=6dY8IXlU19s メンデルスゾーン交響曲第3番「スコットランド」のリハーサル風景です。 http://clubmuran.info/index.php?C…
いや~びっくりした! ウイーン時代によく日参した Musikhaus Doblinger ドブリンガーという楽譜屋さんがあって そこの奥に中古の楽譜の山があるんですが 1912年のRichard Specht(リヒャルト…
Cosi subito da Mozzart, ma non aveva ancora finito di dargli la buona nuova, che uno staffiere dell’impe…
Folgende Notizen sind von der Memoire von Lorenzo da Ponte herausgenommen. Das sind sehr behilflich , wenn man…
Mi misi dunque all’impresa, e , di mano in mano ch’io scrivea le parole, ei ne faceva la musica. I…
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